迷いやすい送料関係の勘定項目/荷造運賃と通信費などについて

迷いやすい送料関係の勘定項目のひとつに荷造運賃通信費があります。

切手、普通郵便、定形外、クリックポスト、レターパック、宅配などの勘定項目について

何を選べば良いか記載します。

 

 

 

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定形外、クリックポスト、レターパックなどの勘定項目について

 

・宅配 → 荷造運賃
・切手 → 通信費

 

というイメージになると思います。

宅配、切手以外の送料(普通郵便、定形外、クリックポスト、レターパック)が

何の勘定項目になるのかというのが問題です。

運んでもらう送料なんだから荷造運賃になるような気もするし、

宅配以外は郵便関係だから通信費?という気もしますよね。

 

荷造運賃、通信費、どちらとも取れると思うのでどちらが良いか?と迷うかも知れません。

結果として「どちらでも良い」のですが、

 

・方針を決めて毎年同じ内容については同じ勘定項目を使う
・税務署からみて分かりやすい内容が良い
・問い合わせがあった時自分が説明しやすい方が良い

 

という事情を考慮しながらどちらかを選べば良いと思います。

どちらでも問題はないという扱いがそもそも混乱する元なのですが、

ネットにもどちらも支持されていて初心者は迷います。

最初に方針を決めて翌年からも同じ扱いで処理していくことになります。

(同じ内容について毎回勘定項目を変えてはいけない)

 

というわけで迷わないための方針として

 

商品の送料に掛けた費用 → 荷造運賃
切手、はがき、手紙の発送に掛けた費用 → 通信費

 

が良いかと思います。

 

「商品」を発送するのかそうでないのかをポイントに勘定項目を決めます。

 

通信費はだいたいどの業種もある程度は掛かる経費だと思います。

その上で発送作業が多い場合に郵便関係の送料も通信費にしてしまうと

通信費が異様に多くなってしまって不自然かと思います。

発送件数が少なければ郵便関係の発送も通信費で良いかも知れませんが

例えば今後も発送作業が増えるかもしれないと予想されるならなおさら

郵便関係の送料も荷造運賃にしておいた方がわかりやすくていいと思います。

 

荷造運賃
宅配、クリックポスト、レターパック、定形外など商品の発送に掛かった費用
通信費
切手、はがき、手紙など書類だけの普通郵便

インターネット接続料、携帯代、固定電話代、サーバー代、

ドメイン取得/更新代、メールボックス代など

 

どちらを使っても良い項目については結果的にどちらでも問題無いですが

今後の傾向を踏まえて自分で方針をきちんと決めて、

同じ内容については毎回同じ勘定項目を使うというのは徹底しましょう。

 

その他の迷いやすい勘定項目 梱包資材の勘定項目/消耗品費と荷造運賃

 

送料がらみで段ボール、宅配袋、エアクッション、包装紙、ガムテープなどの

梱包資材の勘定項目は何なのか?もあると思います。

 

使ったら無くなるものだし(消耗品)、梱包(荷造り)に使うものだし?

一般的に消耗品費荷造運賃で迷うと思います。

 

これも「どちらでも良い」です。

どちらでも使えますって項目は本当にやめてほしい・・・。

白か黒かはっきりしてほしい。

なので最初に方針を決めて今後も統一します。

 

私は商品の送料は「荷造運賃」、梱包資材は「消耗品費」にしています。

 

なぜ梱包資材を消耗品費にしているかというと、

最初は荷造運賃の一環かなと思っていましたが税理士に聞いてそのような回答が来たからです。

どっちに付けても間違いではないようです。

なので商品を発送した場合は送料を荷造運賃、

梱包に掛かった費用は消耗品と分けています。

 

事務所で使う消耗品や事務用品の勘定項目/消耗品費と事務用品費

 

消耗品(梱包資材、梱包に使う道具、その他事務所の消耗品、10万円未満の備品)

事務用品(ノート、コピー用紙、インク、ペン、ファイル、パソコンソフトなど)

実質消耗品でも事務関連のものを事務用品費としています。

 

 

なぜなら事務用品費という勘定項目が元からあるからです(笑)。

補助で分けるよりも勘定項目で分けた方がわかりやすいかなという気持ちです。

 

消耗品費と雑費

 

これも何となく似通っているような・・・。

具体的に何を指すのかがわかりにくく

どちらもぼやーっとあやふやなイメージがあります。

でも消耗品費は使ったら無くなるものや備品というイメージがあるのに比べ

雑費の方が更にあやふや。

 

私は消耗品は梱包資材や事務系以外の事務所の備品に使っています。

 

雑費は該当する項目が無い場合に使うことが多いようです。

私は使っていません。

雑費扱いにすると自分でも何の内容かぱっと思い出せなかったり、

見る側も良く分からなかったりします。

そのうえで雑費の金額が多いと変ですよね。

 

なので雑費はなるべく使わないか、

該当する項目が無い場合は「自分で作る」が良いと思います。

会計ソフトにはメジャーな項目しかデフォルトで入っていません。

職業によっては当てはまらないケースもあるかと思います。

無理やり雑費やらあまり合っていない内容で付けるなら

新しく項目を作って追加すればよいと思います。

その方が分かりやすく説明もしやすいです。

会計ソフトによってやり方に違いはありますが

勘定科目、補助科目は自分で追加できます。

 

 

勘定項目で迷ったら まとめ

 

・まずはネットなどで情報を集める
・どちらも使える場合はどの内容をどの勘定項目にするか方針を決める
・方針を決めたら統一する
・当てはまる勘定項目が無い場合は自分で作成して追加する